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博多んもんの徒然草

よもやま話 「水虫との戦い26年」
 

水虫との戦い26年 2005.08.01

ちょいと大げさなタイトルですが、小生にしてみればブッシュがテロリストと戦うくらい困難な闘いだったのは事実です。 小生が水虫に感染したのは 実に28年前になります。なんだか足の指の裏に違和感があるなあと 思っていたら小さな水疱ができていて少し痛いのです。 なんか気持ちが悪いので、針の先でつぶして水を抜くと楽になり 治ってしまうのでほっておきました。ところがしばらくすると またできるのです、おまけに消毒もせずに針を突き刺すもので、 ばい菌が入り化膿してズキズキ痛むようなこともありました。 水虫であることを知ったのはそのころで、なるほどこれがそうか という案配で、勧められる薬を片っ端から試してみるものの一向に 治る気配はありません。極めつけは合わない薬を無理矢理つけて かぶれてしまい、とうとう歩くのにも苦労するような状態になり 病院に行く羽目になったこともあります。

水虫はご存じのように白癬菌(ここではわかりやすく水虫菌と言いましょう) というカビの一種が皮膚内の角質に入り込み繁殖することが原因なのです。 水虫が治る薬を発明すればノーベル賞だとかまことしやかに言われていましたね。 で、電子掲示板なるものが 出現して水虫の治し方を聞いたところ、いろいろな情報がもたらされました。 いくつか紹介してみましょう。
『金属の洗面器に酢を薄めて入れ朝と晩10分ほど足を浸す』
『ハイターを洗面器に入れて薄め朝晩足を浸す』
この水虫菌というやつはどうも酸性に弱いらしくこれで 完治したと言う人が結構いたようです。しかしです、小生は これは試しませんでした。なぜかというととても面倒だし 液体を結構な量扱うので手軽ではないんですね。しかも酢となれば臭いし 金属の洗面器では穴があいてしまう。
『熱い砂浜を裸足で歩く』
水虫菌は熱に弱いそうなので少しは効果があるかも知れませんが 海辺に住んでいないと無理。

もっと簡単で確実な方法はないかと思っていたところ、ある学校の熱心な先生から メールが来ました。そして住所を教えれば資料を送ってくれるとか。 数日後郵便で先生が書かれた水虫治療の論文が送られてきました。 論文をみてびっくり、その治療法というのはなんと蝋燭治療法!
先生の論文では水虫菌は極めて熱に弱いことが培養した水虫菌の実験で明らかになったとか。 で、その先生はこともあろうに自分の足に、わざわざ水虫菌を移植(といっていいのかな〜)し それを完治させる方法を研究されたのだそうです。ご苦労様です。 熱に弱いことはわかっているが、どうやって熱を水虫菌まで加えるか、それが問題です。 まさか熱湯を張った洗面器に足を浸すわけにもいかないでしょう。しかしです、水虫が治るなら 多少火傷しても頑張ってみると言う手もあります。しかし勇気がいりますなあ。

そこで思いついたのが蝋燭の溶けた蝋を患部に垂らすものだそうです。 ダラダラと説明するよりその論文が残っておりましたので載せておきます。 (1ページ目2ページ目) じっくりと読んでみてください。この方法で先生の水虫は見事に治ったとか。 実は小生も背に腹はかえられんというぐらい水虫に悩まされていたもので この方法を試してみました。蝋燭はホームセンタに行けばいくらでもあります。 これを溶かすナベはと・・・ありました、一人用の鍋焼きうどん用アルミナベです これに仏壇のローソクを入れて煮込みます。。というか溶かします。 温度計はないので適当に溶けたところでコンロからおろし 用意しておいた刷毛で患部に塗りつけます。しかし熱いのなんのって・・・はあ 固まったあとがまた大変なのです・・なかなか落ちない、こすったり叩いたりしてみるが なかなか落ちない、試行錯誤して皮膚をつまんで歪ませると剥がれやすいことを発見しました。

効果はというと、確かに一定の効果は認められました。しかし結構これを続けてみましたが 完治するには至りませんでした。もうここまでくると水虫は治らないものだと 諦めてしまいました、水泡ができたら消毒した針で水を出す。 そのうち水虫は爪の中まで入り込んでしまい、爪の中にスジが入りました。 (これを爪白癬といいますね、マツケンの将軍様が『馬をもて!』とコマーシャルでやってるアレです)

こうなるとどうしようもないのですが、ある日耳寄りな話しを聞きました。 飲み薬があって、これを服用すれば綺麗に治ると上司に教えられたのです。 ただし半年ほど飲み続ける必要があるが自分はこれで完治したとか。 半年だろうが一年だろうが治るのならなんでもしますというくらい悩まされていたので、 早速教えられた皮膚科に行って診察、まれに肝臓障害を起こすことがあるらしく 血液検査をされました。そして念願の水虫の内服特効薬(商品名ラミシール錠)をゲットしたのです。 1日一錠飲んでくださいとの指示で早速服用、ワクワクしてましたがすぐに効く訳はありません。

服用開始から一週間もすると、今まで出現していた水疱がすぐに元気がなくなりしぼんで いきます。ほほう。。こりゃすごい。一ヶ月もするとほとんど水疱は消えしまい、出現しなくなったのです。 ただ爪のほうは延びてきて全部がなくなるまで飲み続ける必要があるのです。 足の爪は手のそれに比べると延び方が半分くらいなので、かなり時間がかかります。 小生の場合は結局10ヶ月ほど飲み続けました。

今ではたまーに足指の間に水疱ができますが、塗り薬をつけると数日で消滅してしまうので完治といってもいいでしょう。 今は夏に革靴で一日中歩き回ってもあの忌まわしい水疱はできず、とても快適です。 ラミシール錠研究でノーベル賞をとったという話は聞いたことがありませんが 小生の頑固で忌まわしい水虫が消えたのは事実です。 26年間の苦しみは何だったのだろうというくらい嬉しい出来事でした。 水虫に悩まされてる方、どうか皮膚科にいって相談されてください。 マツケン将軍様が馬に乗せて連れていってくれることはありませんのでご自分で・・・
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